IAC 2022 のJAXAブースでピッチを行いました
2022年9月18日〜22日にフランス パリで開催される国際宇宙会議 IAC 2022 に、JAXAおよび日本の宇宙関連企業各社と共に弊社も出展しております。20日にJAXAブースで行われた Global Hub「Japan Pitch&Business Meetings」にてピッチを行いましたので、その内容をスライドと共にご紹介します。
プレゼンテーション
スライドは日本語に翻訳したものを掲載しています。実際には、英語のスライドで、英語での発表を行っています。
こんにちは、Project YAOKI についてご紹介します。YAOKI は超軽量小型の月面探査車です。
私達は現在、技術パートナー、投資家、スポンサー、そしてチームメンバーを募集中です。
1969年、アポロ計画で人類は初めて月に着きました。
2025年、 アルテミス計画によって再び人類が月に着こうとしています。
そして今まさに、Project YAOKI は月面探査を行おうとしています。
YAOKIは超軽量小型のため、多数機を月に送り込むことが可能です。月までの輸送費は1 kgあたり100万ドル(1億円以上)かかります。それはとても高額なものです。YAOKIの重さは 0.5kgで、大きさはミラーレスカメラのように手に納まるサイズです。つまり、1ダース(12台)の YAOKI でも 6kg であり、40 x 20 cm のサイズで輸送可能ということになります。
YAOKIはラグビーボールのような形状をしており、どんな所でも走行可能です。YAOKI という名前は「8回起き上がる」という意味で、英語では “Never Give Up.” の意味になります。
YAOKI は洞窟探査も可能です。100m の高さから落としても大丈夫です。YAOKIをドローンに付けて100m 上空から落とした試験でも、YAOKIは壊れませんでした。
YAOKI はワンショットで放出されます。その構成は、シンプルで、安全で、確実です。
この写真は、YAOKI がまさに月に着こうとしている時のシーンを再現した模型です。YAOKIを月へと運ぶケースは、卵の殻を割るような構造になっています。
こちらは月面上の資源探査のシーンを再現したものです。このように非常にローアングルな撮影が可能です。
こちらは月の洞窟探査のシーンを再現しています。つまり、人類の居住区探査も可能ということです。しかもYAOKIは複数機での連携探査が可能です。
こちらはProject YAOKI のマイルストーンです。
- MISSION 1:1 機送り込み、6 時間稼働します。内臓バッテリーを使い、地球から遠隔操作を行います。
- MISSION 2:2機送り込み、14日間の探査を実現します。月面でのワイヤレス充電を実証し、稼働期間を伸ばします。
- MISSION 3:10機送り込み、1年間の稼働。月面の最も高温な期間はシェルターでYAOKIを保護し、長期活動を実現します。
- MISSION 4:100機送り込み、より長期の継続的活動を実現。人類とロボットとの共生社会を目指します。
新たな時代には、100機の YAOKI で1000万人が操作可能になります。VRを利用する事で、それは「操作」というよりも「旅行体験」に近いものとなるのです。
私達は「YAOKIを分身ロボットとして活用する事で、誰でも、何時でも、何処でも、月面旅行が出来る」時代を創ります。
私達は月に着く事にしました。